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2004.09.13

奥田英朗「女流作家」

これも『空中ブランコ』からの一編。オール讀物9月号掲載。

都会的な恋愛小説をカンバンとする女流作家が嘔吐症と強迫症に悩まされるようになって、神経科医の伊良部の元を訪れることから話が始まる。どうやらドクター伊良部シリーズらしい。伊良部は例によって人の迷惑は全く考えずひとり暴走するが(今回は小説を書いて出版社に押し掛ける)、結局は伊良部先生のお陰もあってか一件落着というストーリー。

無神経な神経科医(なんだそれは?(^_^;)の伊良部ってのは秩序、常識、配慮を美徳として植え付けられている日本人が、実はなってみたいと思うような人物像でもあるのかななんて気もした。

あと、この作品の中では看護婦のマユミがいい味を出していて、重要な役割を果している。

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