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2005.06.14

島本理生『ナラタージュ』

404873590Xナラタージュ
島本 理生
角川書店 2005-02-28

by G-Tools

4月に買ってずっと持ち歩いていたので(ハードカーバーなので結構重かった)、書店でつけてもらったブックカバーが破れてボロボロになってしまった。

あまり目立たないタイプの女子大生が主人公(いつも同じパターンなので今まで読んだ作品が頭の中でごっちゃになっている)の恋愛小説。恋の相手(今回は高校の時の先生)が陰を持った人物っていうのもいつもながらのような気がする。従来の作品と比べると生々しい描写も多くなっているが、基本的に落ち着いたトーンで話が進み、みずみずしい文体が相変わらず心地よい。残りページが少なくなったところで大きなストーリー展開を見せるのは今までにないパターンかな。主人公の女性の考え・行動は共感出来る部分も多いのだが、理解の範囲外の部分もあって、乙女心ってのは複雑で難しいものなんだなと思いながら読んでいた。まあ、先生の行動からも理解しがたいようなものは感じたけど。

この小説、島本理生の作品の中では最も長いもの(とはいっても400ページ未満だけど)ということになるはず。多少冗長な印象も受けたので、もう少しコンパクトにまとめていれば、もっともっと完成度の高い作品になったのかなという気もする。

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» ■ナラタージュ [コバコバ日記]
■著者: 島本理生 ■出版社:角川書店 ■サイズ:単行本 / 373p ■発行年月: 2005年 02月 ■本体価格:1,400円 (税込:1,470円) ◆あらすじ 大学2年生の春、泉に高校の演劇部の葉山先生から電話がかかってくる。高校時代、片思いをしてい.... [続きを読む]

受信: 2005.07.11 02:22

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