« 日本ハム−ソフトバンク | トップページ | J1・横浜F・マリノス−ジェフユナイテッド千葉 »

2005.07.13

松井雪子「恋蜘蛛」

『文學界』六月号収録、34ページの短篇。第133回芥川賞候補作

テレビ・イベント用の衣装・コスチュームを縫製する会社で働く女性が同じ職場でミシンを操る新入りの男性に恋心を抱くようになり、女性の作戦+ちょっとしたきっかけから男性が女性のアパートに転がり込み、男性は会社をやめてネット受注の刺繍屋(夢の刺繍屋さん)をはじめる。男性は寝食を忘れて刺繍に没頭するようになってしまい、女性は孤独・疎外のようなものを感じるようになる。愛の巣であったはずのアパートも女性は蜘蛛の巣にかかったモンシロ蝶のようだと思いはじめる。それもすべて結末の「それが恋、というものなのでしょうかね」という一文に集約されちゃっているみたいだけど。

うーむ。これも今一つしっくり来ず。女性の微妙な心情表現が読みどころなのかと思うが、なんかようわからんような感じもして、芥川賞受賞作にしては物足りないような気がした。「ようわからん」のが受賞してしまうのが常でもあったりするみたいなので、受賞しちゃうかもしれないけど、ちょっと作品のインパクトが弱いかな。

|

« 日本ハム−ソフトバンク | トップページ | J1・横浜F・マリノス−ジェフユナイテッド千葉 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16227/4952425

この記事へのトラックバック一覧です: 松井雪子「恋蜘蛛」:

« 日本ハム−ソフトバンク | トップページ | J1・横浜F・マリノス−ジェフユナイテッド千葉 »