東京都女子1部・早稲田大学-日テレ・メニーナ
東京都女子サッカーリーグ1部リーグ(40分ハーフ)
2005年12月3日 18時 早大・東伏見グラウンド
早稲田大学 0-1 日テレ・メニーナ
得点経過:後半32分 0-1 永里亜紗乃
《メニーナ》 《早稲田》
嶋田 永里 8 9
海咲 原 岩渕 15 10
岸川 6 20
吉田 佐藤 島田 松原 2 5 3 21
小林詩 16
<交代>
15→7(後半32分)
早大東伏見グラウンドは中学の時にソフトボール大会をしたことがある。あの頃は土ぼこりがすごくて、家に帰って風呂で髪洗ったら洗面器の底に土がじょりじょり溜まったりなんかしていたものだ。今日は14時からのアルディージャ対マリノスを見た後に埼スタから浦和美園駅まで走って16時10分発の電車に乗っかって、駒込・高田馬場を経由して17時20分に着いてしまった。久しぶりに行ったら全面土だったピッチが人工芝になっていたのには驚いた。見学席の形状は以前と同じだったけどちょっときれいになっていたかな。
試合の方は母校を裏切って(まあ、人生とはそういうものだ(^_^;)メニーナ寄りで見ていた。以下、メニーナ寄りでの感想。
ベストメンバー(たぶん)で臨んだメニーナは最後まで選手交代なし。開始早々30秒くらいで早稲田の9番の選手がGK小林詩織と一対一になる大ピンチに陥るが、ここは小林が反応してCKに逃げてやれやれ。その後も苦しい展開が続いてメニーナは守勢。原も後ろに下がって守備に忙殺されてしまっていたような感もあった。原の守備ってのはあわやってところでサッと出てくる「風車の弥七」感が澤あるいはかかつての高倉さんとかラモスを彷彿させるような感じがあってそれはそれで好きだけど。後半31分に右サイドを突破した岩渕からのボールを受けた嶋田千秋がクロスバーに当ててしまった場面は惜しかった。
見学席がベンチの真後ろだったということもあって、ハーフタイムは寺谷さんの指示を聞くことが出来た。いつもよみうりランドでは反対サイドから見ているので、怒っているのしか聞こえてこないんだけど、それだけじゃないことがよくわかった。テクニカルな面、戦術的な面、メンタルな面でそれぞれ的確にツボを押さえた説得力のある指示を出していて、只者ではない相当のキレ者であることがわかったよ。ヴェルディも寺谷さんを監督にすれば降格なんてことにならなかったんじゃないか?なんて言ってみたりして。(^^;
後半はハーフタイムの指示が効いたのか、攻めることが出来るようになったように思う。特に岩渕・松原の右サイドからの攻めがキレ味鋭くなったし、原の前線へのすげえパスも出るようになった。セットプレーも数も増えて、永里亜紗乃が蹴ったフリーキックも惜しかった。後半32分に永里が決めたゴールは距離あるところからの松原のフリーキックからの波状攻撃で決めたもので結局これが決勝点になってメニーナが勝利。試合も終盤になってスコアレスドローでもしゃあないかなと思い始めたところだったので、実に大きな決勝点だった。
夏の対戦ではメニーナの気持ちが切れちゃったような感じで大差の敗戦になってしまったけれども、この試合は最後まで両チームとも集中力を切らさない引き締まったいい試合だったと思う。
早稲田は5月に駒沢FCと引き分けているのでこれでメニーナの都リーグ1部優勝が決定した模様。試合後に円陣組んでぐるぐる回っていた。
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コメント
前半のクロスバーは嶋田でしたっけ?
うちのブログ直しとかないと(苦笑)。
寺谷さんのハーフタイムの指示は納得でしたね。
怖いだけじゃないんだなって感心してしまいました(笑)。
投稿: OK | 2005.12.05 00:12
私のメモ(4行しか書いてありませんでしたが(^^;)には「31分 22→9 わく」と書いてあるので、おそらく嶋田千秋だったかと。でも絶対にそうだったかと言われると自信が無くなってくるので、出来れば他の目撃者の証言求む。(笑)
ハーフタイム中の指示で寺谷さんが「あのシュートは絶対に決めなくてはいけなかった。ああいった場面で決められるか決められないかで優勝出来るか出来ないかが分かれてくる。後半にも必ずチャンスがまわってくるので、絶対に取り返せ。」って言っていたのが(内容自体は至極当然のことなんですけど)大変説得力があって印象的でした。
投稿: 劇団天野屋 | 2005.12.05 21:30
他の証言者ですが、嶋田選手だったと思います。
私のメモには、「嶋田 岩渕の折り返し蹴り込むもバーに当たる」と書いてあります。
その「決めなくてはいけなかった」ということを、嶋田選手に向かっても言っていたので、間違いないと思いますよ。
投稿: たかまる | 2005.12.05 23:04