全日本女子ユース(U-18)準決勝・日テレ・メニーナ-FCヴィトーリア
JOCジュニアオリンピックカップ
第9回全日本女子ユース(U-18)サッカー選手権大会
2006年1月7日 11時 埼玉スタジアム第3グラウンド(45分ハーフ)
日テレ・メニーナ 5-1 FCヴィトーリア(VITORIA)
得点:前半2分 1-0 [メニーナ]嶋田千秋
前半8分 2-0 [メニーナ]永里亜紗乃
前半24分 2-1 [ヴィトーリア]中島依美(高橋、阪口夢)
前半27分 3-1 [メニーナ]嶋田千秋(原、永里)
後半14分 4-1 [メニーナ]永里亜紗乃(原)
後半40分 5-1 [メニーナ]小林海咲
《メニーナ》 《ヴィトーリア》
永里 嶋田 上辻 中島
海咲 原 岩渕 高野 阪口夢 高橋
岸川 乃一
吉田 佐藤 島田 松原 尾山 河上 井上 大賀
小林詩 三角
<交代> <交代>
岩渕→高橋(後半19分) 大賀→新地(前半12分)
新地→浦谷(後半19分)
高橋→坂井(後半28分)
三角→阪口虹(後半43分)
浦谷→山口(後半43分)
井上新菜(ヴィトーリア)、嶋田千秋
試合開始直後、小林海咲からのパスを受けた嶋田千秋が絶好の位置から放ったシュートが…入らない。(^^; なんかイヤーな予感がしたんだけど、それは千秋自身が振り払ってくれた。直後の前半2分に左からの見事なミドルを突き刺してくれてメニーナが先制。8分にもスローインからのボールを受けた永里亜紗乃がGKの頭を越す見事なループを決めて点差を2点に。メニーナはこれでちょっと楽になったかな。
ヴィトーリアは高野を中心とした左サイドからの突破が多かったように思うんだけど、それを対応するメニーナの選手が松原だったので、比較的安心して見ていられた。守備に若干不安を感じる吉田のサイドを同じような調子で来られていたら、ちょっと厳しかったかもしれない。前半24分のヴィトーリアの得点は高橋(メニーナの西條が小学校の時に米国遠征(ってすごいよね)した時に一緒だった選手だそうです)が右サイドから放り込んだボールを阪口がヘッドで落としてそれを中島が決めたもの。
前半27分には永里からのスルーパスを受けた千秋がこの日2点目のゴールを決めて突き放しての折り返し。ここのところのメニーナは攻撃陣がいまいちっぽいような感じがするんだけど、永里だけは別で、エースとして君臨しちゃってるような感じがする。
いつもは(といっても2試合しか見ていないけど)前半と後半ではがらっと布陣を変えてくるヴィトーリアなんだけど、今日はフルバックの2人を左右入れ替えただけで(尾山が右、大賀に代わって途中出場の新地が左)、大きな変化はなし。後半立ち上がりはヴィトーリアのペースっぽくて、後半5分には中島の放ったシュートが右ポスト→左ポストと当たって外に出たという危ない場面もあったけど、あれが入らなかったっちゅうことはメニーナにツキがあったてことかなと勝手にいいように解釈して見ていた。後半14分には原からのパスを受けた永里が追加点。40分には千秋とのパス交換でゴール前に飛び出した海咲が決めて、これがトドメになったような気がする。
正GKがいなかったり、ポジションも流動的だったり、選手交代なんかにしてもなんかわけわからんし、ある意味セオリー無視のやんちゃなサッカーをしてくるヴィトーリアだったけど、イケイケの攻撃サッカーの裏で守備がないがしろになっているような印象も受けたのは事実なわけで、そこを正攻法でうまくついてコンスタントに得点をあげたメニーナが勝利を収めての決勝進出。最終的には守備の安定度合いが、両チームの勝敗を分けたような気がする。特にしっかりしたGK(小林詩織)が後ろに構えてるってのは大きいと思うよ。
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