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2006.01.17

奥田英朗「町長選挙」

オール讀物』1月号収録のドクター伊良部シリーズの特別編。

今回は伊豆沖の千寿島という離島に出向している24歳の都職員・宮崎良平が主人公の話。島は4年に一度の町長選挙で真っ二つに分かれて金が飛び交う状態。良平がその板挟みになっているところで、ドクター伊良部と看護婦のマユミがあらわれてドタバタを繰り広げるというストーリー。登場人物の名前が覚えきれなくて、誰が現町長派だか前町長派かわからなくなっちゃったりなんかしたけど、まあ細かいことはいいやと思って読み進めた。伊良部の無責任な発言から町長選の行方はとんでもない方向に…という感じ。細かくは書かないけど。

ドクター伊良部の言動・行動が相変わらず奇妙でくだらなくて、電車の中で吹き出しそうになって我慢するのが大変だった。(^^; その一方でデモクラシーというのは決して最善なものではなくて、機能するためには一定規模が必要だとかまっとうなことも言ってるんだよな。

本作ではマユミのスパイス的な役割がちょっと弱かったようで、その辺にちょっと食い足りなさは感じた。

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