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2006.02.06

大野勢太郎『浦和REDSの真実2006』

浦和REDSの真実2006
『浦和REDSの真実2006』
大野勢太郎、有賀久子、佐藤亮太、鈴木敦史、倉林佑弥
(スポーツチャンネル有限会社)
ISBN 4-903333-00-0

近年の浦和レッズをたたえた本。発行日の関係で天皇杯優勝に関する記事は載っていない。去年までは広報社というところから出ていたんだけど、今回はsports channelというところから出ている。

各方面での成功は全て浦和レッズのおかげ、戦力補強など上手く行かなかったことに関しては全て他チームに非があって、浦和レッズは常に善者であるというのが基本的な論調。なんともおめでたい話である。例によって代表の犬飼氏に対する礼賛は北朝鮮における金正日のごとくで、彼に対する批判ってのはタブ−なのだろうか?

なお、昨年まではほぼ全面にわたって大野勢太郎が執筆していたと思ったけど、今年はおそらく半分以上が若手(なのかな?)の外部ライターが書いている。その中の一人の鈴木敦史という人はトピックに関しての本質を理解した上で書いているのかどうかどうにも疑わしかった。もっと取材対象に対しての知識・理解を深めた上で書かないと説得力のある文章は書けないと思うけど。

有賀久子というライターが新井翔太選手のところで紹介していた香港の7人制サッカーのトピックはちょっと興味を引かれた。旅行で香港に行った時に、香港リーグのチームの大会を見に行ったことがあるんだけど、国際大会まで開催されているとは知らなかった。7人制とはいってもフルコートの試合なので、通常の11人のサッカーとはかなり違う競技なのかなという印象を持ったけど。当大会でのレッズ優勝のニュースが地元紙に掲載されたとかたいそうに書かれているが、そりゃ「South China Morning Post」のスポーツ欄に結果くらいは載るだろうよ。

あと、レッズランドのことが大々的に書かれているけど、現状、他スポーツへのサポートや連携ではアルビレックス新潟(バスケットボール)や東京ヴェルディ(トライアスロンとかバレーボール)などに大きく遅れをとってるように見えるんだけど、その辺は全く触れないんだな。

よくよく考えると大野勢太郎という人は自分の立場を利用して入手した裏話を金で売っているようなもんだよなと思った。傍から見ると浦和レッズを食い物にしているようにしか見えない。あと、相変わらずのことなんだけど、自分が勝手に思い込んでいることをあたかも普遍的な事実のごとく仕立てて文章を書くのはやめてほしい。

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コメント

私は、レッズレディースの事が書かれているので購入しました。
傘下に入ったメリットしか書かれていないですが、レッズサポーターが書いているので、全体的に方向性が偏っているには仕方ないのでしょうね。

投稿: たかまる | 2006.02.06 22:49

このシリーズは毎年読んでまして、一昨年までは「なるほどな」と納得出来る部分も多少はあったんですけど、昨年から急に内容が酷くなったような印象を持ってます。特に勢太郎の勘違いの甚だしさが急加速しているようで、今から来年版はどんなのが出てくるかが楽しみです。(^^;

投稿: 劇団天野屋 | 2006.02.07 19:17

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