« 日本ハム−西武 | トップページ | 毛皮族「おっぱいファミリー1、2、3」 »

2007.07.03

川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」

早稲田文学0』(途中から天地が逆になる製本の体裁になっていて、なんか変な感じだ。表紙が薄くてフニャフニャになっちゃったので、もっと分厚い紙にして欲しかったような。)の巻頭小説。54ページの中篇。川上未映子という人の作品は「感じる専門家 採用試験」という散文詩を読んだことがあるけど、今回の作品は小説だよね?

百貨店のコスメコーナーで働いていた女性が、一転歯科医院で助手としてアルバイトをするようになる。歯科医院での仕事を通じて彼女の恋人(なかなか会うことが出来ない)への思いが一人称で語られ、また同時進行的に将来生まれて来るであろうと仮定された彼女の子供に対して書かれた手紙(日付の順番がランダムだったりするのはどういう意味合いなのだろうか?)が別にパラレルな形で綴られる小説(って感じでいいのかな?)。

ここに描かれていることが(この小説上において)どこまで本当なのか。また彼女の意識がどこまで正常でどこからが幻覚や空想なのかが非常に見分け辛い(というか見分けられない)ような印象を持った。かなり奥深いというか難解な小説だと思うし、そういったところがなんとなく早稲田文学っぽいような気も。

|

« 日本ハム−西武 | トップページ | 毛皮族「おっぱいファミリー1、2、3」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16227/15642538

この記事へのトラックバック一覧です: 川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界」:

« 日本ハム−西武 | トップページ | 毛皮族「おっぱいファミリー1、2、3」 »