圓朝記念 落語協会感謝祭 奉納落語会(第一部)
圓朝記念 落語協会感謝祭 奉納落語会
平成19年8月5日 谷中・全生庵
第一部 十二時半開演
【名跡が復活した新真打】
(春風亭朝之助改め)
六代目・春風亭柳朝「お菊の皿」
(五街道佐助改め)
四代目・隅田川馬石「お初徳兵衛」
(特別出演)
七代目・橘家圓蔵「死神」
運良く葉書抽選で当選したので行って来た。応募総数1152通で150名+150名の計300名が当選だったそう。木戸銭1500円。
客席の隅から出番直前の柳朝師匠の姿が見えたんだけど、手のひらに人という字を書いて飲み込んでいたのが非常に印象的。相当の場数は踏まれた方であるはずなんだけど、それでも相当緊張されるようで、そういう意味合いの高座ということらしい。ストーリー的にはあまり怖くない怪談噺って感じなんだけど、汗びっしょりで熱演されていた。
一方の馬石師匠は対照的にマイペースで普段通りの高座を見せてくれた。なんつっても直前まで屋台でポップコーン売っていたしな。(^^; たとえば女性役部分の台詞回しとかそういったところのきめ細やかな芸風はこの一門の伝統なのかね。この噺の中に出て来た浅草の「だいます」ってのは、現在千束通りにあるダイマスと関係あったりするのかな?
特別出演の円蔵師匠は演目はお楽しみということだったんだけど「死神」をかけていた。第一部の三人の中では一番下手クソだったかもしれない。(^^; ただしサービス精神旺盛で面白かったのは確かだったりして、その分たちが悪い。(^^; この噺、いろいろなパターンのサゲがあるんだけど、今日の円蔵師匠のはくしゃみでロウソクの火が消えるというパターンのものだった。
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