« FORCA BELEZA No.2 | トップページ | 中地家の食卓 »

2007.10.05

ノーム・チョムスキー『お節介なアメリカ』

448006382Xお節介なアメリカ (ちくま新書 676)
ノーム・チョムスキー 大塚 まい
筑摩書房 2007-09

by G-Tools

9.11をきっかけとして始まったイラク問題を中心テーマとしてチョムスキーが書いた比較的短い論評を時系列に並べたもの。米国国内に限らず様々な国での報道(チョムスキーは実におびただしい量の資料に触れているようで、それだけでなんかすごい)を証拠として、アメリカにおいて民主主義と呼ばれているものの欺瞞を暴く内容であいかわらずチョムスキーの主張にブレがないところはさすが。結局ブッシュならびに彼の取り巻き(主張していることが時間の経過とともに明らかに違ってきてしまっている)は自国(の特に富裕層)の利益しか考えていないように思える。まあ、実のところは民主党政権であっても似たり寄ったりの結果にはなっていた可能性は非常に高かったようで、ブッシュ個人(もしくはファミリー)の問題というよりは米国型民主主義の構造的欠陥でもあるようでもある。

アメリカにとって、中東地域での第一の関心事は、以前から、そしていまもなお、比類なきエネルギー資源を実質的な管理下に置くことである。(p.270)
ブッシュとその政権は、過去100年間で一般市民が闘いの末に勝ち取ったいかなる革新的な法制度や社会福祉制度も、公然と解体し、破壊することに取り組んで来た。また、国際的には、同政権は軍事力による世界支配を標榜している。(p.135)

原題:INTERVENTIONS

|

« FORCA BELEZA No.2 | トップページ | 中地家の食卓 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16227/16671417

この記事へのトラックバック一覧です: ノーム・チョムスキー『お節介なアメリカ』:

« FORCA BELEZA No.2 | トップページ | 中地家の食卓 »