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2007.11.20

高橋たか子「終わりの日」

群像』12月号収録、4ページの短篇。みな子さんとたか子さんという2人の女性が登場して、会話を通しての2人の相違点と共通点を描く出しているようなのであるが、抽象的でなかなか難解。決して難しい表現は使ってはいないんだけど。たか子さんの「わたしは、夢という現実のみを生きる。あなたは、夢によって現実から満足感を得る」(p.214)という言葉が2人の位置関係を端的に表しているような。

そういえば登場人物の片方は作者と同じ名前なわけで、そう思って調べてみたら、おそらくみな子さんというのはこの5月に亡くなった作家の大庭みな子氏ではないかと思われるわけで、鎮魂のための作品なのかもしれない。

そう考えて今一度読み直してみたらば少しだけ深く理解が出来たような気がする。それが正しい解釈なのかどうかは別として。

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