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2007.12.26

本谷有希子「グ、ア、ム」

新潮』1月号収録。65ページ、200枚だそうだ。

自分勝手な姉(東京在住のワーキングプア)と堅実な妹(信用金庫の関西支店勤務)、そして母親(北陸在住)の3人が実家の父親を差しおいてグアム旅行をする様を描いた話。グアムに行ったはいいが生憎の荒天、対照的な姉と妹の関係もしっくり来ることがなく、妹が治療中の歯のごとく噛み合わせが悪いような状態が続き、母親は板挟み。ところが旅行も終盤に差しかかったところで、ひょんなことがきっかけで和解が生まれ、最後はちょっとしたドタバタで締めくくるというあらすじ。

姉が傍若無人で妹が堅実、そして第三者が板挟みになるというのは、本谷有希子のステレオタイプ的な人物設定のような気もするし、そう言った点では新鮮味に欠けるような気がしないでもないけどまあこんなもんか。登場人物に対してあまり共感を覚えることがなく感情移入が出来ないところ(それはそういうもんだと割り切って小説を読んでいるし、演劇も見ている)が相変わらずの本谷有希子だなって感じはする。

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