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2008.01.15

福永信「てんびん」「難問」「次々と」

早稲田文学が出している『WASEDA bungaku FreePaper vol.011_2007_winter』収録の“[連載]三か所”なるものの第2弾。挿絵は青木陵子という人が担当。細い線のタッチの絵でレイアウト的に文中に絵が食い込んで来ている。ちなみに前回の挿絵は村瀬恭子という人で細胞というか押し花というか超音波診断の写真みたいな絵だった。

3つの作品いずれにおいてもA、B、C、Dという4人の子供な登場。ただしA、B、C、Dそれぞれの登場人物が文中で絡むことは決してない。順番に彼・彼女らとそれぞれの親とのやりとりが描写されているが、基本的に描写だけでストーリーらしきものはほとんどと言っていいほど無く、その方向性は前号に掲載されていた第1弾と同じ。そもそも小説かと思って読んでいたのだけど、それよりも散文詩と解釈した方が良いようだ。

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