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2008.01.23

岡﨑竜一「k。と地球儀」

三田文学』冬季号収録。

大学に通いながら六本木のウェイティングバーでバーテンダーのアルバイトをしている男性が主人公。夜の時間帯の仕事ということもあってか生活時間帯が逆の大学の友人の部屋を寝床としてしており、その友人のパソコンのビデオチャット(とどのつまりがテレビ電話のことだと思うのだが)で偶然知り合った女性が表題になっている「k。」。バーには毎晩のように主人公の男性の恋人も顔を見せているのだが、最終的に彼女は店のオーナーのものになってしまう。大学の友人の恋人もホステスとしてこのバーに毎日のようにあらわれているのだが、友人が浮気してホステスを振ってしまう形になってしまい、その復讐(なのか?)として、主人公が友人の浮気相手が働く秋葉原の店で購入した地球儀を友人部屋に置く役割をするというあらすじ。

水商売が舞台ということもあってか、全体に渡って刹那的な雰囲気が漂っているんだけど、それと同時に理系の学生という側面も出て来たりなんかして、期待以上に面白かった。

三田文学』は今号で初めて読んだんだけど、今まで読んだ小説2篇はそれぞれ味わい深いと思ったし、その他まだちょっと読んだだけの評論もなかなか面白そうだしって感じで全体的に(かなり邪道でやんちゃな『早稲田文学』とは違って)正統派の文学を目指しているような感じがするようなしないような。

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