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2008.01.01

[全日本女子サッカー決勝]TASAKIペルーレ−日テレ・ベレーザ

第29回 全日本女子サッカー選手権大会・決勝 ※45分ハーフ
2008年1月1日 10時半 国立競技場 観衆11,725人

TASAKIペルーレFC 0−2 日テレ・ベレーザ

得点:前半32分 0-1 [ベレーザ]10-澤穂希
   後半42分 0-2 [ベレーザ]11-荒川恵理子

元日の富士山

   《TASAKI》        《ベレーザ》
     大谷          大野 永里優
大石 山本 中岡 阪口    伊藤  澤 小林弥 
     白鳥           酒井
佐野 下小鶴 磯崎 甲斐  豊田 中地 岩清水 近賀
    佐々木          小野寺

TASAKI−ベレーザ

バックスタンド上部の聖火台下の席で見ていた。間もなく雲が出て来ちゃって見えなくなっちゃったんだけど、早い時間帯だけ富士山の姿を拝むことが出来た。早起きのご褒美みたいなものか。あと、まだそれほどお客さんがいなかったこともあってか、ちょうど反対側のメインスタンド中央付近に中地選手のご両親がいらっしゃるのをたまたま見つけてしまった。お母さんは日差しがまぶしそうだった。

試合の第一印象はTASAKIが思いのほか守備的だってことだったんだけど、よく考えてみたらTASAKIは準決勝と同じスタイルのサッカーをしていたに過ぎないわけで、対戦相手の違いから相対的に守備的に見えちゃったみたいだ。TASAKIは本来であれば大谷未央・鈴木智子の2トップで行きたかったんだろうけど、鈴木が3回戦&準々決勝ではベンチ入りすらしていないし、準決勝でも途中出場で万全でなかったためだろうか、あまり攻撃的ではないシステムで粘り強く勝ち抜いて来たと考えてよいようだ。ついでに言えば大谷も準決勝では2得点をあげる大活躍だったものの、それ以前の準々決勝は終盤からの途中出場だし3回戦はベンチ入っていないしで決して万全な状態ではなかったのではないかと。TASAKIはリーグカップでもそうだったように選手層に関しては劣る部分があるようで、まさにその弱点を露呈してしまったように思われる。攻撃自体は後半26分に大石に代えて鈴木を投入、2トップにしてから後の方が怖かったような。

試合の方は概ねベレーザが主導権を握る形で展開、澤がインターセプトをして放ったシュートがクロスバー直撃なんていう場面もあったが、人数の多いTASAKIのゴール前をこじ開けることが出来ないでいたんだけど、前半32分大野から受けたパスを澤が決めて先制。守備面ではGK小野寺さんが時おり守備陣に緊張感を走らせるプレーをしでかしてくれた(^^;以外は比較的安心して見ていられて、クセ者大谷のケアもきちんと出来ていたと思うし、この試合だけではなく大会通じて無失点というのは大いにほめてあげてもよい結果だったと思う。

後半42分には伊藤からのロングパスを受けた荒川が決めて追加点。その後にも近賀がゴール前で決定的な場面を迎えたものの、これは決められず「近賀新年ゴール」はまた来年までお預けということになった。(笑) 来年こそはよろしくです。

本来であれば、普段は女子サッカーを見ないような多くのサッカーファンに対してマグニフィカントな内容のサッカーを見せつけてびっくりさせたいところだったんだけど、そこまでのレベルの試合には出来なかったのがちょっと残念ではある。両チームとも潜在能力を考えるとまだまだこんなもんじゃないはずなので。

中地舞・小野寺志保
喜ぶ中地&小野寺

表彰式
やっぱガンちゃんってことで

まあ、そういったことはとりあえず置いておいて、まずはベレーザが優勝したことが何よりも嬉しい。なんとこれで今季4冠だったのね。なでしこスーパーカップを忘れていて3冠だと思っていた。(^^; 4つの中で個人的にいちばん嬉しかったのはなでしこリーグカップの優勝かな。まさにチームの総合力で勝ち取った優勝だったと思うので。

試合後に中地のご両親にお会いすることが出来ました。今年もよろしくお願いいたします。

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受信: 2008.01.04 07:53

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