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2008.02.27

川上未映子『先端で、さすわさされるわそらええわ』

4791763890先端で、さすわさされるわそらええわ
川上 未映子
青土社 2007-12

by G-Tools

芥川賞受賞のちょっと前の昨年末に出ていた作品。川上未映子初の爆誕詩集!とのことで『ユリイカ』収録のものが4篇、書き下ろしが3篇なのであるが、そのうちの特に「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」、「ちょっきん、なー」、「告白室の保存」といったあたりの作品はストーリーもきっちりしていて詩というよりも小説とカテゴライズしてしまっても構わないような気もする。その他の収録作品も詩と小説との間で限りなくボーダレスに近い文章だと思うので、詩とか小説とかは意識せずに、文学作品として楽しむのが良いかと思った次第。

最初、川上未映子の作品は独特の文体がとっつきにくいような印象だったんだけど、読み倒して行くうちにそのリズムに慣れてきたんだかなんだか、だんだんと快感になって来ているような気もするし、実は文章が輝いているんじゃないかと思えなくもなくなって来た。この著作の中では書き下ろしの「ちょっきん、なー」が傑出の出来なのではないかと思う。終盤の痛さは金原ひとみ的というかGraveGrinder的というかそういう感じに似ているような気がしないでもないけどやっぱりちょっと世界観は違うものがあるか。

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