鹿島田真希「もう出ていこう」
『WASEDA bungaku FreePaper vol.0013_2008_summer』の巻頭に収録の小説。
教会の輔祭という職位の男性で妻で小説家でもある女性(鹿島田がモデルのようである)が同じ教会職員の共同住宅に住むT神学生という「いささか狂気じみた、グロテスクな人間」(p.1)について描写。その人物と中学生時代のノリコという少女についての記憶と重ね合わせる。T神学生の理不尽な行動が続き、主人公夫婦は共同住宅から出て行くことを決意するというあらすじ。
あらすじだけ聞いてもちっとも面白そうじゃないのがこの人の小説の特徴でもあるのかな。(苦笑)
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