澤穂希『ほまれ~なでしこジャパン・エースのあゆみ~』
![]() | ほまれ 澤 穂希 河出書房新社 2008-07-19 by G-Tools |
河出書房新社の本。綿矢りさの「蹴りたい背中」を出した出版社。全てが売れているわけではないと思うけど、ここの出版社は結構いい本を出していると思う。季刊誌の『文藝』も結構好きだし。著者・澤穂希、構成・日々野真理というコンビでの製作。
子供の頃、初めてボールを蹴った時の記憶から始まり、府ロク~ベレーザ~日本女子代表、あるいはアメリカでの挑戦・怪我との戦いなどの自叙伝的な内容に加え、澤と親しい人々からのコメントも多数掲載。ガンちゃんの本がプライベート&怪我情報満載だったのに対して、こちらは競技スポーツのとしてのサッカーの比重が多いのかなという印象。というか澤の歩んで来た道ニアリーイコール日本女子代表の近代史ど真ん中ってことになるわけで、そいうった内容。印象的だったのはかねがねインタビューでも言っていることなんだけど「私は個人競技よりも団体競技向きなんだろうと思う。」(p.13)というところ。
この本にもガンちゃんの本にも八咫烏のお守りについての記述があるんだけどちゃんと両者の整合性は取れている。ふりがなはないので(^^;こちらの方がちょっとだけ年長者向けかな。ちなみにガンちゃん本には満載だった中地はこちらの本には出てこない。(苦笑) 関係ないけどベレーザ携帯クリーナー、中地は10番・澤さんのを付けているそうです。
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