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2009.01.17

津村記久子「ポトスライムの舟」

B001GP617O群像 2008年 11月号 [雑誌]
講談社 2008-10-07

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『群像』11月号収録の第140回芥川介賞受賞作。さっそく読んだ。昼は工場で月給手取り13万8千円の契約社員、夜は友人の経営するカフェで時給850円のアルバイト、休日はパソコン教室の講師と休みなく働く女性が主人公。

その彼女が世界一周クルージングにかかる163万円を貯蓄するために地味な生活を送る日々、ならびに悲喜交々な友人達や母親との交流が描かれている。ポトスってのは何のことなのか知らなかったのだが、観葉植物だそうで、ググって写真見たらわかった。水挿しや挿し木で簡単に増やすことができるものだそうで、いろいろな意味で主人公の女性の生き方をうまく象徴しているようだ。ドラマチックなストーリー展開で読ませる類いの小説では決してないが、丹念に書かれていて、これは割と好きかも。この人の作品、以前読んだ「カソウスキの行方」は今ひとつピンと来なかったけど、この作品はピンと来るというかそういう印象。

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コメント

「ポトスライム」って、「ポトス・ライム」なんですか!! 「ポト・スライム」かと思いました(ドラクエ的な)。

投稿: ayukawa17 | 2009.01.17 13:05

>ayukawa17様

ちなみに私は「ポストライム」かと思ってました。(^^; この小説がなければポトスという植物の存在を知らなかったかもしれません。

派手な花を咲かせるわけでもなく、あまり注目を集めることのないことが、主人公の女性を象徴しているかのようです。

投稿: 劇団天野屋 | 2009.01.17 15:38

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