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2009.03.10

山崎ナオコーラ「ここに消えない会話がある」

すばる 2009年 04月号 [雑誌]すばる 2009年 04月号 [雑誌]


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「セロハンテープの、台のところから刃のところまで伸びている、四、五センチくらいの部分は不安定だ。」(p.50)

『すばる』4月号収録の中編小説。新聞や雑誌掲載用のラジオ・テレビ欄を作成する仕事をしてる契約社員の男性が主人公で、同じチームで働くその他の5人(ここで5人も登場させるような設定が必要あったのかどうかは別として)も含めた行動ならびに心象描写が淡々と進んで行く。小説の形式的には実験的な試みもされているようで、そのあたりはやや不自然なものを感じつつも読み進んだけど、結果的には悪くなかったと思う。

あとこれは山崎ナオコーラの特徴でもあるかとは思うんだけど、固有名詞の使い方がしっくりこない部分が時おり見受けられて、の阻害をしていたようなところもあるようで、もうちょっと工夫するとより思い入れを持つことが出来るような作品に仕上がったのではないかなという気はしないでもなかったけど、逆にそこが筆者の固執しているところなのかもしれない。

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