« 川上未映子「冬の扉」 | トップページ | 2009年12月08日のさえずり »

2009.12.08

島本理生「七緒のために」

B002WGB09K群像 2010年 1月号 [雑誌]
講談社 2009-12-07

by G-Tools

『群像』1月号収録の小説。「七瀬」かと思ったらちょっと違った。(^^;

女子中学生の話で情緒不安定の主人公と虚言癖(というよりはもはや嘘の世界の中に生きている)がある不思議ちゃんな友人(七緒)の話で、不思議ちゃんがつく嘘で二人とも現実と嘘の世界の区別が付かなくなってしまっている。

主人公にしても友人にしてもその行動・考え方に今イチというか全く共感を持つことが出来ないし、ストーリーもあまりにも唐突で歪な感じがするわけで、島本理生自体以前はもっと共感の得られるような作品を書いていたと思うんだけど、残念ながらそういうイメージからはちょっと離れはじめているのかも。

あと大事な場面の描写がわかりにくかったな。以前はもっと凛としていて透き通った文章だと思ったんだけど、現在は浸透圧が異なって来ちゃっているのかすんなり心に飛び込んでこないや。

|

« 川上未映子「冬の扉」 | トップページ | 2009年12月08日のさえずり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/16227/46973795

この記事へのトラックバック一覧です: 島本理生「七緒のために」:

« 川上未映子「冬の扉」 | トップページ | 2009年12月08日のさえずり »