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2010.12.13

川上未映子「誰もがすべてを解決できると思っていた日」

4948717037早稲田文学増刊π(パイ)
川上未映子 佐々木中 松田青子 今日マチ子 ウラジーミル・ソローキン クロード・シモン 浅田彰 松浦寿輝 渡邊守章 町田康 朝吹真理子 古谷利裕 古井由吉 望月哲男
早稲田文学会 2010-12-10

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早稲田文学の3号と4号の間の増刊号「早稲田文学増刊π(パイ)」(3.14号という意味合いらしい)の巻頭に掲載の8ページの詩。それほど長いわけではないので3回ばかし読みなおしてみたのだけどよくわからない。(苦笑) キーワードとなりそうなことばは父母・姉妹、ホットケーキ、塔、円環、永遠、シロップといったところか。

父・母・姉そして私の4人が大量のホットケーキを焼いてそれを高く積み上げて行く過程にそれまでの思い出みたいなものが投影されているのかもしれない(「思い出は焼きあがり積みあがってゆくホットケーキ」(p.10))。家族の生死もえがかれているかもしれないのだが、具体的に誰が生死の境を越える対象になっているのか具体的な記述はないし、「私」自身もあちらなのかこちらなのか、また、あちらとこちらのどちらが生であって死であるのかも文面だけでは読み取れず、様々な解釈が出来そう。ちなみにちょっと声を出して読んでみたら文章の独特のリズムみたいなものの存在が感じられた。

終盤に「円環」ということばが繰り返し出てくるのだが、これはおそらく円周率(π)を意識してのものなのだろうなとそれだけはわかったような。

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