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2011.03.31

赤染晶子「難破」

「WB」WASEDA bungaku FreePaper vol.022_2011_spring

「WB」WASEDA bungaku FreePaper vol.022_2011_spring巻頭に収録の短編小説。

大衆食堂の娘のえっちゃん(作品を読む限りでは中学生とも高校生とも受け取れる。「わたしはもう高校生だ。」(p.03)という表現があるので間もなく高校生になる中学3年生という設定なのかな?)とヒステリックな市議会議員の百合子議員(不倫スキャンダル中)とのやり取りを描いたもの。二人の登場人物の他に大きな古いやかんが出てきて大きな役割を果たす。百合子議員によるとこのやかんは「えっちゃんのシンボル」とのことなんだけど、百合子議員が持って行っちゃう。

早稲田文学自体には「わからん?!文学」というキャッチフレーズが付いているのだけど、非常に読みやすい文章でつっかえずにすらすらと読めた。百合子議員の立ち振る舞い、行動には確かにようわからん部分が多いけどまあ許容範囲内。

私だったらタイトルは「難破」ではなくて「百合子議員」にしてしまうかな。

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