パルコ・プロデュース公演「クレイジーハニー」
パルコ・プロデュース公演「クレイジーハニー」
(19時・パルコ劇場)
作・演出/本谷有希子
出演/長澤まさみ、成河(ソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子、リリー・フランキー、中野麻衣、坂口辰平、太田信吾、札内幸太、池田大、中泰雅、北川麗、鉢嶺杏奈、加藤諒、清水葉月
劇団、本谷有希子外での本谷有希子の演劇。パルコ・プロデュース公演の初日を見て来た。落ち目の携帯小説作家ヒロミ(長澤まさみ)と彼女につるんで悪影響を与えていると考えられているオカマのマキ(リリー・フランキー)を中心に展開。編集者関係者や読者ファンなどとのやりとりが繰り広げられる展開。
ところでヒロミとマキとというのは「エースをねらえ!」の岡ひろみと相川マキを意識したものだったのか?
本公演には去年の劇団、本谷有希子15回公演には出演していなかった吉本菜穂子が出演していて、本谷有希子の作品には彼女がいるとやっぱりなんだかホッとするところがあるなあと認識。なるほど。あと安藤玉恵は2作連続での本谷作品出演だったのだな。安藤玉恵は次選ばれるかどうかがレギュラー定着への分かれ道か。
劇中ところどころで感じるゾッとするようなホントいやーな感覚(特に後半のスピードアップぶりがすごかった)と見終わったところでのいつもながらの後味の悪さがなんとも見事だった。分けあってやや腹痛気味で序盤は集中しきれなかったところもあったんだけど、気がつけば舞台上から送られてくる波長のチューニングがバッチリ合っちゃっていたようで気がついたらどっぷり引き込まれていた。
結論としては傑作だと思います。今まで二大傑作だと思っていた「幸せ最高ありがとうマジで!」と「来来来来来」も合わせてどれが一番だったかと迷うくらいの傑作なのではないかと思う。
ロビーは花屋の店先状態。中にはこんなものも・
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