2014.04.17

たぬきが見ていた

B00JGZPA82小説すばる 2014年 05月号 [雑誌]
集英社 2014-04-17

by G-Tools

小説すばる』5月号からなぜかPUFFYの大貫亜美さんの連載エッセイ「たぬきが見ていた」がスタート!

もしかしてイラストは森園Sindyめめ先生?かと思ったら水江未来さんという方でした。いい感じの絵です。

今回は初回ということで主に自己紹介でした。これから毎月、暗いこと全般について書いてくれるそうで、楽しみっ!(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014.02.19

小出裕章『100年後の人々へ』

4087207269100年後の人々へ (集英社新書)
小出 裕章
集英社 2014-02-14

by G-Tools

京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんの最新刊。

土曜に本屋で見かけて買って今日読み始めたところ、冒頭に去年夏に金曜抗議行動のファミリーエリア(現在の「希望のエリア」)に参加された際の様子が出てきてびっくり。

文章自体は小出さんへの聴き取りをライターの方がまとめたものだそうですが、小出さんの(特に将来の世代に対する)懺悔の念が強く感じられる内容のようです。

やはり原発は人類が手を染めるべきシロモノではなかったということを今一度再認識させてくれるような一冊でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.10.06

雨宮処凛『バカだけど社会のことを考えてみた』

4791767241バカだけど社会のことを考えてみた
雨宮処凛
青土社 2013-09-24

by G-Tools

主に貧困・生活保護、震災後のデモについてなど。

雨宮処凛って時々とんでもない方向に舵を切って突っ走る傾向があるみたいだけど、それを客観的に振り返ることが出来ているし、どういう考えに基づいて行動していた(&している)かがきちんと説明出来ていると思うわけで、単なるバカではないことがわかっちゃったような気がしました。いろいろと考えさせられるところがあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.03.18

季刊レポ vol.11

季刊レポ11号

昨日郵便受けに届いていた北尾トロさんが編集長の「季刊レポ」最新号。パッと見「ライター」という本なのかと思っちゃう表紙です。(笑)

というわけでライター特集なのでありますがなんともあけすけすぎ、ぶっちゃけすぎで大丈夫か?…みたいなところが妙に自分のツボにはまったです。面白すぎますっ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.02.18

松田青子「写真はイメージです」

早稲田文学フリーペーパーWB早稲田文学フリーペーパーWB

丸善で「WB」WASEDA bungaku FreePaper vol.027_2013_winterをもらってきた。最近調子に載っている早稲田文学であります。綴じ込みふろくの東京国際文芸フェスティバルスペシャル・ブックレットが縦に長くてはみ出していて、これはおそらく確信犯的な邪魔さかと。

巻末の方に収録されている「日直から。」のコーナーに松田青子「写真はイメージです」を読んだんだけど、文章のリズム感が圧巻。反復、反復、そして時々入るフィルインのような部分があまりにも絶妙すぎる…と感じた私はイメージです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013.02.09

北尾トロ『キミはヒマラヤ下着の凄すぎる実力を知っているか』

4022617519キミはヒマラヤ下着の凄すぎる実力を知っているか (朝日文庫)
北尾トロ
朝日新聞出版 2013-02-07

by G-Tools

立ち上がりからチータの「三百六十五歩のマーチ」が出てきて、なんか鼻毛本っぽいノリだなと思ったらそういう流れの本だったようです。

書き下ろしが少々、あとは(読んだことないですけど)「裏モノJAPAN」という雑誌に掲載されていたものの比重が多かったみたい。様々なことにチャレンジしつつもどれもこれも何か確固としたものを得ることはなくて結局それがどうした的結果に落ち着いているのがトロさんらしい。(笑) うん、これでいいのだ。

そういえばヒマラヤ下着ってのは知らなかったのですが、トロさんのレポートの効果通りだとすると、ちょっと高いけど冬のスポーツ観戦時なんかに良さそうであります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.24

香山リカ『若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか』

4022734787若者のホンネ 平成生まれは何を考えているのか (朝日新書)
香山リカ
朝日新聞出版 2012-12-13

by G-Tools

朝日新書。本屋で見かけたので買って読んでみた。まったくもう今どきの若者ときたら…というノリではなく、今どきの若者の良さを認めつつ、香山リカが中高年の立場から疑問に感じる点について考察を加えてその傾向を理解しようとしているといったような方向性みたい。「若者論」というよりは目のつけどころとそこからの切り口に優れたエッセイに仕上がっていると思う。自分自身は中高年よりも今どきの若者寄りな考え方に近かったりするのかなと思いながら読んでたけど、どうなのかしらね。

いろいろと興味深そうな書籍も紹介されていて、読んだことあるものもあったけど、これをきっかけに読んでみたいなと思ったものもいくつかあった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.17

小出裕章『原発のウソ』

4594064205原発のウソ (扶桑社新書)
小出 裕章
扶桑社 2011-06-01

by G-Tools

11月に代官山UNITで見たmaskz presents Questions vol.2(長かったけどものすごくクオリティの高いライブだった)で配られていたペーパーに小出裕章氏のことが載っていて(元ネタはこちらとのこと)、インタビュー映像なんかも流れていて、それなりに信用に値する人物なのかなと思って買って読んでみた。

2011年6月1日発行の本なのでその後多少の状況の変化はあると思うけど、大筋のところは変わっていないっぽい。「日本の原発だけは安全」という根拠のない“神話”(P.168)を安易に信じてしまっていたことは間違いがないようです。

もはやすでに取り返しのつかない状態になっていると思うのだが、これから先どうなるのだろう。悲観的なシナリオしか描けないのですが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013.01.05

仙台文庫別冊「月刊佐藤純子」

月刊佐藤純子 (仙台文庫)
佐藤純子
4904184491

仙台の書店(ジュンク堂書店仙台ロフト店とのこと)店員・佐藤純子が描くマンガ形式のフリーペーパーを書籍化したもの。

レポTV北尾トロアワーで仙台の火星の庭から中継していた時に月刊佐藤純子のことは知っていたんだけど、書籍化されているとは知らなかった。去年の夏頃、千駄木の古書ほうろうさん(67ページに出てきていた)で新品が売られているのを見つけて、これはすごいと思って買ったんだけど、なんかAmazonでも取り扱われているみたいでなんかよくわからないけどすごいです。

体裁は軽い紙で出来ていて台本みたいな感じなんだけどものすごく立派な栞紐がついていたりする。内容はものすごくマイペース。佐藤純子さんもマイペースな人なんだと思う。月刊佐藤純子とは別に『ゆらゆら日記』という大震災の後を描いたものも収録されていて、そちらもとても興味深い。ものすごく細かくて、読むのに苦労したけど。

お酒飲んで記憶を無くすところは大宮エリーさんと似ているなと思った。(^^;

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012.12.10

蔵前仁一『ゴーゴー・アフリカ(下)』

4773617047ゴーゴー・アフリカ〈下〉
蔵前 仁一
凱風社 1993-05

by G-Tools

だいぶ前に新書で買った前巻を読んで、その時はアフリカの薄暗さの中で目だけがギョロギョロしていて、その中でぼそぼそと粗末で美味しくない食事をしているようなずいぶんと物寂しい旅行記だなと思った記憶がある。いずれ下巻もと思っているうちに書店では手に入らなくなって(一度だけ下北沢の古本屋で上・下巻セットで売られているのを見かけたことがあるけど、なんだかエラく高くて買うのをやめちゃった)、もう読むことはないのかなと思ってたらAmazonのマーケットプレイスで商品価格1円+配送料250円の計251円で手に入った。すごい時代だ。

なんとまあ2年半にわたるアジア・アフリカ旅行のアフリカ部分について書かれたものでケニアと南アフリカ周辺国が主だったのかな。疲労で旅行が停滞したり旅の最後(これはタイだったみたいだけど)にデング熱にかかったりとかそういったことの方が印象に残る本。バイタリティとかインチキさとかはアジアの方があるみたいだ。蔵前さんの文章を読む限り、アジア諸国の方がバイタリティとかインチキさでは一枚も二枚も上なのかなという印象。著者と旅行先との相性も多分にあるかとは思うけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧