2013.05.08

本谷有希子が結婚

「妄想日記」に本谷有希子からのご報告を更新しました!(劇団、本谷有希子)

ちょっとびっくりだった。

結婚しても作風まるくなったりせずに、とても共感ができないような性格の登場人物を引き続き生み出していってほしいです。(^^;

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2012.10.02

劇団、本谷有希子「遭難、」@東京芸術劇場シアターイースト

作・演出/本谷有希子
出演/菅原永二、美波、佐津川愛美、松井周、片桐はいり

6年前に青山円形劇場で演った戯曲の再演。今日が初日で最前列中央の席だった。19時開演。

石原先生役の佐津川愛美さんの間合いや声色がもろ吉本多香美さんを彷彿させてくれた以外は「再演」ということを感じさせられない仕上がり。というか別の題名をつけられてたら再演ということに気がつかなかったかもしれない。(^^;

見終わった後に残るイヤな感覚がまさに本谷ワールドだったと思う。本谷の戯曲は見るたびに表現力が研ぎ澄まされていっているような気がするし、6年前に感じた回りくどさみたいなものは今回は全く感じなかった。

今回、女教師里美先生役の黒沢あすかが体調を崩して急遽女教師役に男優の菅原永二という異色のキャストになったけど、その交代劇が作品に悪い影響(そりゃまあ違和感はあるにはあったけど(^^;)を与えたことはなかったっぽい。代役で松永玲子(前回の里美先生役)がキャスティング出来ていればいちばん簡単だったんだろうけど、それじゃあなんかつまらないしね。

21時10分くらいに終演。

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2011.11.08

スマホ通話劇『LINK YOURE VOICE』完全版

本谷有希子の小説『ぬるい毒』が第33回野間文芸新人賞受賞とのことだそうで、どこぞの文学賞も十分狙えるんじゃないかって予想、芥川賞はダメだったけど野間新人賞は取れた。

そうでもって先日の10月25日にUstreamでライブ配信♀バージョン♂バージョン)された本谷有希子作・演出のスマホ通話劇『LINK YOURE VOICE』完全版がYouTubeで公開されたので見てみた。ライブ配信の時もブラウザを2つ並べて開いて女・男両方同時に見ていたので左右の違いはあるものの印象的には大差なし。ただしYouTubeの方が配信が安定しているし(Ustreamのライブは結構配信止まってたもんな)、映像も4回やったパフォーマンスのうちの選りすぐりにものが公開されているはずなので見やすくなっているはず。

画面の下に通話時間と料金が表示されているのが面白い。というかそこが狙いか。

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2011.10.25

050 plus Presents LINK YOUR VOICE

「050 plus Presents LINK YOUR VOICE
♂水橋研二 × 作・演出 本谷有希子 × ♀安藤サクラ

原宿が舞台。というか本当に明治通り沿いに斜めで向かい合わせに建つ(らしい)コレクトポイント原宿店とヒロミチ・バイ・ヒロミチナカノ原宿店の両店ショーウィンドウが本当に舞台。リアルタイムに通話するふたりの会話劇ならぬ「通話」劇になっていてこれをUstreamで♀安藤サクラ版と♂水橋研二版の2系統がライブ配信されているのを見た。

MacBookで2画面を開いて両方同時に見てしまっていたんだけど、実はそれは邪道な見方なのかな?…などとも思ったが、まあそのあたりの作法についての押し付けからは自由なところに存在しているのがUstreamだもんなということで。とりあえず第2回(14時〜)と第3回(17時〜)を見ていたんだけど、特に第3回の配信、♂水橋サイドがちょくちょく落ちていた。まあこういうのもUstreamってことで。見ていて全く共感を持つことができない登場人物の存在がいかにも本谷作品であった。ナイス。

スポンサーになっている「050 plus」というスマホ電話アプリとのコラボらしいのだが、よく考えたら脚本自体は「050 plus」に固有なことではなく、別に携帯電話でもPHSでもいいし、もしかすると(一部ディテールの作り直しが必要な部分は出てくるけど)固定電話でもよいような気もするけどまあいいか。

第4回の公演がラストでこの後19時から。

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2011.08.06

パルコ・プロデュース公演「クレイジーハニー」

PARCO Presents「クレイジーハニー」

パルコ・プロデュース公演「クレイジーハニー」
(19時・パルコ劇場)

作・演出/本谷有希子

出演/長澤まさみ、成河(ソンハ)、安藤玉恵、吉本菜穂子、リリー・フランキー、中野麻衣、坂口辰平、太田信吾、札内幸太、池田大、中泰雅、北川麗、鉢嶺杏奈、加藤諒、清水葉月

劇団、本谷有希子外での本谷有希子の演劇。パルコ・プロデュース公演の初日を見て来た。落ち目の携帯小説作家ヒロミ(長澤まさみ)と彼女につるんで悪影響を与えていると考えられているオカマのマキ(リリー・フランキー)を中心に展開。編集者関係者や読者ファンなどとのやりとりが繰り広げられる展開。

ところでヒロミとマキとというのは「エースをねらえ!」の岡ひろみと相川マキを意識したものだったのか?

本公演には去年の劇団、本谷有希子15回公演には出演していなかった吉本菜穂子が出演していて、本谷有希子の作品には彼女がいるとやっぱりなんだかホッとするところがあるなあと認識。なるほど。あと安藤玉恵は2作連続での本谷作品出演だったのだな。安藤玉恵は次選ばれるかどうかがレギュラー定着への分かれ道か。

劇中ところどころで感じるゾッとするようなホントいやーな感覚(特に後半のスピードアップぶりがすごかった)と見終わったところでのいつもながらの後味の悪さがなんとも見事だった。分けあってやや腹痛気味で序盤は集中しきれなかったところもあったんだけど、気がつけば舞台上から送られてくる波長のチューニングがバッチリ合っちゃっていたようで気がついたらどっぷり引き込まれていた。

結論としては傑作だと思います。今まで二大傑作だと思っていた「幸せ最高ありがとうマジで!」と「来来来来来」も合わせてどれが一番だったかと迷うくらいの傑作なのではないかと思う。

TENGA
ロビーは花屋の店先状態。中にはこんなものも・

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2011.06.27

totsugi式@渋谷さくらホール

TEAM NACS 15th project『5D -FIVE DIMENSIONS-』
totsugi式

(19時・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

作・演出/戸次重幸
出演/片桐仁、本多力(ヨーロッパ企画)、大宮エリー、戸次重幸

大宮エリーさんが舞台女優デビューということでチケットを取って行ってきた。渋谷駅西口すぐのところホール付きの立派な施設がいつの間にやら出来ていたのだな。観客は圧倒的に女性が多くておっさんはななりの数的不利状態だったような。(笑)

コントが6本(「ファミレス」、「すもう1」、「ゆとり殺し屋」、「箸休め」、「すもう2」、「現場検証」)。シチュエーション・コメディというジャンルにカテゴリー分けされるものだそうなのだけど、ストーリー性や展開性が高いわけではなく、笑いも特段練られているというわけでもなく、それほど面白い脚本とは思えず。そんな中でちょっとした間でクスッと笑ってしまうラーメンズの片桐仁の存在感がやたらと効いていた。

エリーさんはいきなり大阪のおばちゃん役で登場。東京はこの日が初日だったんだけどすでに札幌、大阪、福岡、名古屋と日本各地で相当数の公演を経ていることもあって、結構こなれていて初舞台という感じではなかった。21時ちょい過ぎに終演。

PUFFYからお花

PUFFYからお花が届いていた。

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2011.02.28

第55回岸田國士戯曲賞

岸田國士戯曲賞の選考会、午後6時に始まって午後10時半近くになってやっと受賞作品が発表された。松井周『自慢の息子』とのこと。

毛皮族の江本純子も前回に続いてノミネートされていたんだけど今回も落選ということで残念!

そういえば、「劇団、江本純子」は「財団、江本純子」に改名していたのですね。

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2010.12.10

毛皮族『小さな恋のエロジー』@駅前劇場

下北沢駅前劇場

毛皮族「小さな恋のエロジー」@駅前劇場

毛皮族10周年記念公演
小さな恋のエロジー
(19時・下北沢駅前劇場)

台本・演出/江本純子

出演/町田マリー、柿丸美智恵、羽鳥名美子、高野ゆらこ、延増静美、高田郁恵、江本純子、金子清文、富岡晃一郎

初日に行ってきた。桟敷席最前列。座蒲団の上にビニールのレインコートが置いてあった。液体が飛んで来る可能性があるかもしれないとのこと。(^^;

簡単にあらすじが説明できないストーリーがなんかいかにも毛皮族っぽいと思うわけで、それはそれで好きだ。あと、各論ではダイアログの部分が劇団、江本純子を経ての進化というかその手の展開しかたのツボをおさえたっぽい印象がある。

序盤から羽鳥さんがいきなりドバッとほぼ丸裸状態になったりしていたんだけど、マリーちゃんはなんか露出控えめ。事務所(ゴーチ・ブラザーズ)の方針とかそういうのかと思ったけど、本編が終わった後のKARAの「ミスター」ところ(和服で踊ってた)ではドバッと露出していたのでそういうわけではないのかな。マリーちゃん適度に狂気を含んだ役割で、流石ジュンリーって感じの脚本。でも確かに江本の脚本では声が枯れそうではあるけど。

そういやレインコート、念のために後ろ前で着ておいたんだけど、本編終盤に液体が飛んできて見事Good job!…かと思ったんだけど、帰ってきてワイシャツを見たらばっちりシミがついていた。(^^; ドンマイ。シミ抜きシミ抜き。

富岡晃一郎ってのはゴーチ・ブラザーズ所属の役者さんなのですね。いつも出ていて妙に馴染んでいる金子さんとは違ってちょっと異質な雰囲気でそれも良し。

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2010.10.25

毛皮族のウィークエンド軽演劇「つまづき」

毛皮族ウィークエンド軽演劇リトルモア地下
演目R おそばシーズンIV「つまづき」+ジュンリーミニライブ「握手かい?」

作・演出/江本純子
出演/江本純子、金子清文、近藤美月、OLワークショップの皆さん(石澤彩美、石原美幸、大津浩美、神山美咲、酒井恵里、坂倉奈津子、鈴音りん、徳橋みのり、中村梨那、西岡由貴菜、星野美穂、渡邊由美)、延増静美

開場前に2階のトイレに行ったら金子清文さんが並んでいた。順番を先に譲ってもらった。(笑)

10月16日。午後8時開演。Fリーグと行ったり来たりでキツイかなと思ったんだけど心配無用だった。つまづきを演じる女子高生役のOLワークショップの皆さん(12人いたみたいだ。ちなみに全員OLというわけではないらしい。)を使った人海戦術的パワーに圧倒された。見事3演目コンプリート。このR演目が圧倒的にベストだった。いつも軽めのおそばシリーズにしてはちょっと重かったような気もするけど、予想を遥かに上回る出来だった。

延増さんは音響オペとのことだけど、ちょこっと出て来ていた。あとこの演目では近藤美月さんという女優さんが出演していて妙な存在感。すらっとした美人なんだけどうーんうまく説明出来ないんだけどなんだかちょっと変なわけで。(笑) セリフの言い回しがちょっと毛皮族の武田裕子に似ていたりもしたけどそれだけではなくて、後でググってみてもよくわからないし、なんか気になる〜的存在。

ジュンリーのミニライブも含めて21時50分頃終演。面白かった。満足度高し。

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毛皮族のウィークエンド軽演劇「もう更年期」

毛皮族ウィークエンド軽演劇リトルモア地下
演目Q「もう更年期」

作・演出/江本純子
出演/柿丸美智恵、江本純子

10月16日。原宿のリトルモア地下で14時開演。代々木第一体育館で12時キックオフのFリーグ・北海道vs花巻の終了ホイッスルと同時に途中退出して早足でリトルモア地下に。チケットに余裕があったみたいで、前日と比べるとややゆったり目の座席配置だった。桟敷は座り疲れしそうだったので、椅子席の一番前の奥側の席に着席。

芸人(柿丸)の母親の葬式の朝という設定。相方(江本)とのやりとりが転換なしのかけ流しで繰り広げらる二人劇の60分間だった。こういうのを膨らませて発展させたのが劇団、江本純子になんだろうな…なんてことを考えながら見ていた。

オチのキーワードは「ホットフラッシュ」だったそうで、終演後の説明が無かったらわからなかった。(笑) わりとまったりな後味。

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